を拝見すると、担当者は学校におけるネットワーク環境の特殊性を理解せず仕様書を作成したのではないだろうか。

仕様書を作成するにあたって専門知識を持った公平な立場のコンサルタント会社などと契約をしたのか、特定の業者に素案を作らせて少し手直しをした上でその業者に落札させたのかは分からない。しかし専門知識を持った人間から見ると、よくわからない仕様書であることは間違いないようだ。

特集 法人向け 無線LANアクセスポイント製品 ベンダー別一覧

によると推奨の同時接続台数は20台となっている。教室には2台のアクセスポイントが設置されているそうで、教室の生徒は40人+教師1人だから余裕は全くないと言うことになる。これでは授業中にトラブルが多発して使い物にならないのは当たり前なのではなかろうか。トラブルに懲りて授業では セイネット や SKYMENU は使わない教師が増えたそうだ。全県的な校内無線LAN調査が必要だろう。

ネットワークのトラブルは、機器やシステムの交換といった根本的なやり直しが必要ではなかろうか。