■ USBフラッシュメモリから Linux を起動させる

※パソコンが起動できなくなったり、ハードディスクにアクセスできなくなる可能性があります。必ず自己責任でお願いします。

長所はパソコン内部には一切変更を加えないので安全だということだ。しかもこの方法だとGUIが使える。

欠点はUSB3.0ポート(端子が青)では起動できない場合があることだ。この場合でもMicro USBポートがあれば(こちらはUSB2.0の場合がある)変換ケーブルを利用して、USBフラッシュメモリからLinuxを起動することができるかもしれない。

Windows8.1/Windows8のパソコンではBIOSではなくUEFIを採用している場合が多い。だからBIOS設定を変更しなければブートできない場合がある。ただBIOS設定画面を出すための管理者パスワードが設定されているときはお手上げだ。UEFIについてはhttp://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1403/27/news129.htmlが参考になる。

BIOS設定画面を出すには、パソコンの電源を入れてパソコンメーカーのロゴが出たときに下の方に「F2」「F12」などを押すようにメッセージが表示されているはずだ。キーボードが付いていないタブレットPCでは、ボリュームダウンを押しながら電源ボタンを押す場合もある(ボリュームアップの場合もある)。

そして「UEFI」→「BIOS」に変更したり、起動デバイス「USB HDD」が1番目になるよう変更したり、レガシーUSBの使用「しない」→「する」、セキュアブートの使用「する」→「しない」、セキュリティチップの使用「する」→「しない」のように変更する。場合によると管理者パスワード設定する箇所があってパスワードを設定しないと、これらの変更ができないかもしれない。ただし管理者パスワードを忘れてしまうとメーカーに依頼しないと解除できなくなるので、パスワードを忘れないようにメモしておこう。

次に、ネットでは日本語化されたLinux ISOイメージが配布されているので(ただし注意しないとウイルスに感染する恐れがある)それを利用するのが手っ取り早い。例えばくまさんISOの中の「Lubuntu 14.04.1 日本語環境インストール済(64bit CD,約 635 MB)」を利用する(ダウンロードした後に、ハッシュ値MD5を照合して正しくダウンロード出来ているか確認した方がよい。極まれにダウンロード出来たように見えてもファイルが壊れていて正常に動作しないときがある)。このページにある「UNetbootin を使って 起動USBメモリ作成 」を参考に、ダウンロードしたISOイメージをUSBフラッシュメモリに書き込む。するとブート可能なUSBメモリが出来る。作ったUSBフラッシュメモリをパソコンに挿して電源を入れる。

古いUSBメモリ(256MB以上)が余っているならPuppy Linux がお勧めだ。日本語表示ができる
http://openlab.jp/puppylinux/download/puppy-5.7.1JP/ で入手できる precise-571JP.iso でさえわずか134MBしかない。Linuxの勉強を始めるには手頃だと思う。是非オープンな世界に触れてみてほしい。

起動メニューを出すには「F2」「F12」の場合などがあるが(ブート可能なデバイスが複数あるときは自動的に起動メニューがでる場合もある)、タブレットの場合はボリュームボタンの隣にある「ショートカットボタン」を押しながら電源ボタンを押す場合もある。するとWindows Boot Managerの他に「USB HDD: USB Flash Disk」などが表示されるので選択してブートする。

英文が表示されるので不安になるかもしれないが「Default」を選んで何回か「Enter」キーを叩けばLinuxが起動するはずだ。

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「アクセサリ」の中にある「ファイルマネージャPCManFM」を使うとパソコンの内部を自由に閲覧することができる。通常はアクセス権の関係で開けないフォルダやファイルも見ることができる。ただし不用意にファイルを移動・削除したり、名前を変えてしまうとトラブルの原因になる。十分に注意をしよう。

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 (次回に続く)